エアアズアサービス導入施設様:自見産業株式会社
(福岡県北九州市)

工場・倉庫

2026.3

福岡県北九州市

自見産業株式会社

「人を大事にする会社同士のコラボレーション」で実現した夏の暑さ対策。工場の現場はMULTI CUBE、コストの問題はエアアズアサービスが解決してくれました。

  • 空調
  • AaaS

福岡県北九州市を拠点に建築物や船舶、橋梁などで使われる鉄鋼の切断・加工を事業として展開している自見産業株式会社。今回、エアアズアサービスを活用して本社工場にMULTI CUBEを導入した経緯と効果について、代表取締役社長 自見様、執行役員 生産部長 片岡様、執行役員 財務部長 岡部様に話を伺いました。

導入概況
建物: 本社工場(S造平屋建て)
導入設備: MULTI CUBE×16台(4系統)
サービス: エアアズアサービス

北九州市で鉄鋼の切断・加工を事業展開

自見産業様の会社概要をお聞かせください。

当社は1935年の創業以来、福岡県北九州市を拠点に建築物や船舶、橋梁などで使われる鉄鋼の切断・加工を主軸とした厚板加工・販売(厚板シヤリング業)を展開しています。厚中板においては、レーザー切断機やNCプラズマ切断機、NCガス切断機を使用して切断を行っています。本社工場と大牟田工場による2工場体制のもと、あらゆる形状の鋼板の精密切断・開先切断に対応し、中・厚鋼板の月産能力は2,000tを誇ります。厚中板のなかでも、構造物の要所に用いられるものは、とくに鋼板の高級鋼化とよりシビアな切断精度が要求されるため、最高・最良の技術とシステムを活用して業務にあたっています。

また、マーキングや孔開け・開先などの二次加工も行っています。近隣企業との密接な提携により、罫書きや孔開け、表面処理、曲げ等の加工にも幅広く対応し、製品としてお客様がすぐに使える状態でお届けすることが可能。こうした加工を経て完成したものは、大型建築物や交通インフラなどの幅広い分野で使用されており、地域社会の発展に貢献しています。さらに、当社の子会社である株式会社エイワとのタイアップによる溶接H形鋼や鉄骨・橋梁関連の溶接構造物の製作、九州地区の厚鋼板の流通拠点として10,000tの在庫を誇る鋼材管理センターで各種鋼材の注文販売も行っています。

「鐵」は古来より最も実用的な基礎資材であり続け、その事業を支える主役は生身の「人」です。それを踏まえ、当社は経営理念のなかで「鐵への思い」と「人への思い」を大切に、その無限の可能性を信じることをうたっております。時代や環境は変遷していきますが、普遍的に大切なものを見据えながら、これからもお客様ニーズを捉え、先取りしてご期待に応え続けてまいります。

自見産業株式会社
代表取締役社長 自見 修真 様
執行役員 生産部長 片岡 毅晴 様
執行役員 財務部長 岡部 忠裕様

暑さ対策が困難な工場の環境

工場の夏はかなり暑いと伺っています。夏場の状況と暑さ対策などについてお聞かせください。

当社工場は前述の通り、レーザー切断機やNCプラズマ切断機、NCガス切断機を使用して厚中板を切断していますが、これらは熱源となるため、どうしても暑いところでの作業となります。また、大空間の建屋は老朽化しており、現代的な断熱対策もなされていません。加えて、大型の機械が多く工場内のスペースは限られているため、エアコンを導入することができず、夏場はかなり高温の環境になっていました。

もちろん、社員の安全と雇用を守ることが使命と考える当社としては、できる限りの対策はしてきました。ひとつは送風機の設置です。しかし、地球温暖化の影響なのか、近年は異常なほどの高温となるため、熱い風をかき回しているような状況でした。スポットクーラーも検討しました。しかし、その場で排熱が出てしまうので、暑さの緩和は期待できません。さらに、作業着のなかにファンが取り付けられている空調服を導入したこともありましたが、さほど効果は得られませんでした。

そうした状況のなか、夏場の作業中に熱中症になってしまう社員が出始めました。社員の安全と雇用を守るために、早くこの状況を打開したいと考えていました。

大空間の建屋は大型の機械が多く、スペースも限られているため、エアコンを導入することができず、夏場はかなり高温の環境になっていた

工場見学でMULTI CUBEの実用性を確認

ダイキンエアテクノが提案したMULTI CUBEの印象についてお聞かせください。

2024年6月に熱中症対策の義務化が施行されることになり、根本的な対策を考え始めました。その際、タイミングよく九州リースサービス様からエアアズアサービスとMULTI CUBEを紹介いただきました。MULTI CUBEは個別空調システムにより、大空間の建屋でも1台ごと一人ひとりに冷風を送れるということで、非常に興味が湧きました。当社の工場にも導入できるとのことでしたが、実際にどのように稼働するのかイメージできませんでした。

そこで、MULTI CUBEを導入している工場見学を提案してもらい、2024年6月、実際に見に行かせていただきました。その工場では、作業されている方(あるいはグループ)ごとにMULTI CUBEが設置されており、快適な空調環境が構築されていました。我々も風量、温度、設置状況などを実際に体感し、「使える」と判断。しかし、コストの問題を避けて通ることができず、すぐに導入を決断することはできませんでした。

予算を組みやすいエアアズアサービス

最終的にエアアズアサービスとMULTI CUBEの導入を決断した理由をお聞かせください。

一括で空調機を購入するとなると、大きなコストがかかってきます。金融機関から借り入れたとしても、近年は金利が上昇していますので、会社は大きな負担を強いられます。最終的に導入の決め手となったのは、新たに提案いただいた空調設備をサブスクリプションで利用できるエアアズアサービスです。初期費用が発生せず、毎月定額で利用し続けられるエアアズアサービスなら予算が組みやすく、導入の障壁は大きく下がると思いました。

その後、エアアズアサービスのサービス内容をカスタマイズして価格を調整。納得できる価格を提案いただいたことと、ダイキンエアテクノの今後の支援にも期待してMULTI CUBEを導入することにしました。

MULTI CUBE導入までのプロセスを教えてください。

設置場所や配管の計画などについては、社員の意見を聞きながら、ダイキンエアテクノと綿密な打ち合わせを重ねて決めていきました。実際の施工期間は2025年4~5月までの約2カ月です。施工中、業務が止まるようなことはなく、工場の稼働における影響はまったくありませんでした。むしろ、配管や設置の仕方などについて、興味深く拝見させていただきました。

現在の利用状況をお聞かせください。

MULTI CUBEの吹出口から、作業している社員に向けて涼しい冷風が出てきますので、間違いなく体を冷やす効果があります。また、少し離れた場所でも送風機を設置すれば、かなり涼しい冷風を得ることができます。

一方、作業領域が固定されていない出荷担当などの社員は、MULTI CUBEの恩恵を直接受けることができません。そのため、作業の合間を縫ってMULTI CUBEの吹出口の前に立ち、短時間で体をクールダウンする工夫をしています。

社員の意見を聞きながら、MULTI CUBEの設置場所を計画。社員からは「とても快適」「暑さを我慢する必要がなくなった」などの声が上がっている

MULTI CUBEの導入で業務効率が向上

導入後の効果をお聞かせください。

ご存知の通り、2025年も例年以上に暑い夏でした。そうしたなか、新たに導入したMULTI CUBEは、当社の工場に大きな効果をもたらしました。社員からは「とても快適」「暑さを我慢する必要がなくなった」などの声が上がっています。具体的な効果については次の通りです。

社員のモチベーションが向上

涼しいエリアがあるだけで社員のモチベーションは向上します。先ほど申し上げた出荷担当などの社員も、MULTI CUBEの前に行けば体をクールダウンできますので、作業への取り組み方がより前向きになったと感じます。また、以前よりも工場全体の空気に動きがあり、フレッシュな気持ちを保つことができています。

その場での冷却が業務を効率化

体を冷やしたい場合、以前はエアコンが効いている事務所などに行く必要がありました。しかも、その事務所に行くためには5分ほど歩かなければなりません。暑いとはいえ、その手間を考えると我慢してしまうこともありました。現在は数歩でMULTI CUBEの涼しい風を浴びることができます。これにより、作業の合間に離れた事務所まで行って休憩する必要がなくなったことで、業務を効率化できたと考えています。

メンテナンスフリーで業務に集中できる

業務の特性上、工場における粉塵は少なくありません。MULTI CUBEのフィルターの目詰まりで冷却性能に影響が出るのではないかと気にかかるところですが、メンテナンスに関してはエアアズアサービスの保守メンテナンスにより、定期的なフィルター清掃が行われていますので安心です。メンテナンスをお任せすることで、社員は業務に集中できますから本当に助かっています。

大牟田工場にも導入を検討

今後の展開についてお聞かせください。

本社工場で大きな効果を得ることができましたので、今後は大牟田工場への導入も検討していくつもりです。大牟田工場は本社工場よりも新しく、屋根も断熱塗装が施されていますが、夏場が暑いことに変わりはありません。ただし、大牟田工場の業務環境は固定されていない作業エリアが多いため、導線や台数などを慎重に検討していく必要があると考えています。その際はダイキンエアテクノにもご協力いただけると幸いです。

最後にダイキンエアテクノへの期待をお聞かせください。

当社は「社員が主役」を念頭に、社員を中心に幸せサイクルを回していきたいと考えている会社です。そして、ダイキンエアテクノを含むダイキングループも当社と同様の考え方を持ち、「人を基軸におく経営」を実践していると伺っています。働く人の意欲と納得性を引き出し、一人ひとりが自らの個性を磨き高め、能力を最大限に発揮して、成長することによって、組織としての力を徹底して高めていこうとする考え方には、当社も大いに共感するところです。そういう意味では、今回のMULTI CUBE導入は「人を大事にする会社同士のコラボレーション」というのが適切な表現という気がします。

当社もダイキングループも、意欲的に働く喜びや挑戦の機会を提供する企業であり続けたいと願う気持ちは一緒だと思っています。ダイキングループの一員であるダイキンエアテクノとエアアズアサービスには、今後も期待していますので、引き続きよろしくお願いいたします。

ダイキンエアテクノより

この度はお忙しいなか、お時間を頂戴し、誠にありがとうございました。社長様より、従業員の方々を大切にされているお考えや具体的な取り組みを伺い、大変共感いたしました。安心して長くお使いいただけるよう、サブスクに加え、保守・メンテナンスをご採用いただいたことに感謝申し上げます。

ダイキンエアテクノは、これからも快適で安心な空気環境づくりを通じて、お客様の職場環境向上に貢献してまいります。

今後とも末永くよろしくお願いいたします。

ダイキンエアテクノ株式会社 九州支店 北九州営業 木下 知己

【サービス提供元】

エアアズアサービス株式会社

月額固定料金で快適な空調空間を提供する、ダイキンエアテクノと三井物産との合弁会社です。

空調設備の導入・更新・運用に関するお困りごとをワンストップで代行。手間と費用を軽減し、省エネで快適な空調空間を提供します。

日々の運転管理や定期的な清掃といったメンテナンス・フロン排出抑制法対応等を、ICTの利活用により効率化且つ高度化し、コストミニマムサービスとしてお客様に提供しながらも、予防保全(プリベンティブメンテナンス)によって止めない空調を実現し、安心・快適な室内環境づくりをお約束します。

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