エアアズアサービス導入施設様: 株式会社アシックス
(関西オフィス・兵庫県尼崎市)

オフィス

2021.04

兵庫県

株式会社アシックス

サステナビリティに貢献するエアアズアサービスを導入。固定資産がB/Sから外れてオフバランスとなる効果も期待できます。

株式会社アシックス
人事総務統括部 総務部 西日本総務チーム 荒戸 美雅氏(左)
人事総務統括部 総務部 資産管理チーム マネージャー 馬場 敦氏(中)
人事総務統括部 総務部 資産管理チーム 土肥 保之氏(右)
経理財務統括部 購買部 購買チーム 川田 真一氏(Webで参加)

  • 空調
  • AaaS

2020年6月からエアアズアサービスを導入している株式会社アシックスの荒戸氏、馬場氏、土肥氏、川田氏に導入選定の経緯、サービス開始後の効果について伺いました。

株式会社アシックスの会社概要をお聞かせください。

アシックスは、1949年に創業者・鬼塚喜八郎がスポーツによる青少年の育成を通じて社会の発展に貢献することを志して興した、スポーツ用品メーカーです。ランニングシューズをはじめとした主力のスポーツ用品に加え、ファッションブランドの「オニツカタイガー」でライフスタイル市場向けの商品を展開するほか、フィットネスアプリのようなサービスも提供するなど、世界各国で幅広い事業を展開しています。海外売上高比率は7割を超え、グローバル連結で約9,000人の従業員が働いています。「スポーツでつちかった知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する」をビジョンに掲げ、世界中の人々の健康的で豊かなライフスタイルの実現に貢献することを目指しています。
また、当社は気候変動問題に積極的に取り組んでおり、昨年には、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指し、産業革命前からの気温上昇を1.5℃未満に抑えるための科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標を設定することを表明しました。現在は、2030年に向けた温室効果ガス排出量削減目標を設定しており、事業所におけるCO2排出量を38%削減、サプライチェーンでのCO2排出量を製品あたり55%削減することを目指しています。
さらに、ビジネスパートナーである世界のサプライヤーと一体となって、調達慣習と手法の変革を通じたミニマムコストによる購買取引の実現と継続を推進しています。

  • ※ 2021年に目標引き上げ予定
エアアズアサービス導入概況
建物: 事務所使用(約6,000m2
サービス対象: 空調設備全体
契約年数: オフバラ型 単年度更新最大16年契約
工事概要: VRV(ビル用マルチエアコン)全更新
株式会社アシックス

1. 空調機の法定耐用年数が間近に迫る

エアアズアサービスの導入背景と導入時期をお聞かせください。

関西オフィスの建物附属設備に該当する空調機が13年を経過し、間近に迫った15年の法定耐用年数前に更新が必要になったためです。そこで、2020年6月にエアアズアサービスを導入し、同時期にグループ会社のアシックス商事 東京支店にもエアアズアサービスを導入しました。なお、エアアズアサービス導入にともない、関西オフィス、アシックス商事 東京支店双方の空調機は新たな機器に入れ替えました。

空調機をリプレースするあたり、どのような要件を求めましたか。

主には以下2つを要件として求めました。

1. コスト削減

導入コスト、運用コスト、保守・メンテナンスコストなど、空調機にはさまざまなコストがかかってきます。快適なオフィス空間を構築するためには空調機が必須ですが、これらのコストはできるだけ抑制したいところです。ですから、低コストで導入・運用できる空調機、あるいは低コストの仕組みを構築できる空調機の導入を思案していました。

2. サステナビリティは経営のど真ん中

「私たちを取り巻く環境をまもり、世界の人々とその社会に貢献する」の理念のもと、当社には常にサステナビリティが経営の根幹にあります。2004年にはCSR・サステナビリティの専任部署を設置するなど、社会と環境に配慮した事業活動を続けています。
2016年から2020年までの期間、当社が優先的に取り組むサステナビリティの目標は以下6つの通り。目標を鑑みた場合、空調機の更新においても、CO2排出量の削減に寄与するものでなくてはならないと考えました。

  • 製品・サービスのサステナビリティ
  • 製品の化学物質管理とトレーサビリティ
  • 事業活動の省エネ化と環境マネジメントシステム
  • 1次および2次委託先工場での安全で倫理的な労働基準とサステナビリティ活動
  • ガバナンスと透明性、組織の効率化と一体感のある職場整備
  • スポーツやMOVEを通じた健康な社会の発展への貢献
エアアズアサービスで空調管理されている会議室
エアアズアサービスで空調管理されているショールーム

2. 空調機のサブスクリプションに興味

比較・検討したものをお聞かせください。

最終的に以下3つを比較・検討し選定することになりました。

1. 空調機の入れ替え

現在の空調機を使い続けるのではなく、まったく新しい空調機に入れ替える方法です。コストの試算次第では十分に考えられます。

2. 空調機の延命措置

当社はダイキンの空調機を導入していたのですが、メーカーのオーバーホール(※1)という延命処置を施すのが2つ目の選択肢でした。オーバーホールを施せば、今後7年は使用できるという話でした。

3. エアアズアサービスの導入

空調機のような設備機器の場合、償却期間と実際の耐用年数がほぼ変わらないため、あまりP/L(損益計算書)には影響してこないのですが、自社の持ち物ではなく、オーナーが事業者側に代わった場合はB/S(貸借対照表)から外すことができます。ただし、その場合は自社で保有した場合の償却費・維持費より高額になってしまっては意味がありません。非常にシビアな試算・検討が迫られますが、当社の要件を前提にするとレンタルやリースという選択肢はあると考えていました。
そんなとき、三井物産とダイキン工業の2社合弁でエアアズアサービスという空調機のサブスクリプションがスタートするとう話を耳にしました。「快適な空調空間をサービスとして提供します」という言葉が響いたこと、複合機をサブスクリプションで利用し成功している社内事例があること、そしてB/Sを改善できるかもしれないという3つの観点から、エアアズアサービスを最終的な選択肢の1つに入れることにしました。

  • ※1 空調機の心臓部である圧縮機と頭脳である制御基盤などの主要部品を高性能品に入れ替えることで、故障リスクの低減、快適性の向上、年間約13 ~ 15%ほどの省エネ効果を実現できる整備作業。

3. オフバランスに大きな期待

エアアズアサービスを選定したポイントをお聞かせください。

2019年末に、前述した3つの方法のコストの試算を終えました。その結果、<空調機の入れ替え><空調機を延命させる>は大きな差がないのに対し、<エアアズアサービスの導入>はコスト的なメリットが高いと判断。もちろん、償却費・維持費をどう見るかによって若干の上下は出てくるとは思いますが、<エアアズアサービスの導入>の場合、大きな億単位の固定資産がB/Sから外れてオフバランスとなるため、大きな効果が期待できます。もちろん、空調機を新調するための初期費用もかかりません。
さらに<エアアズアサービスの導入>は、以下の2点も大きな選定理由となりました。

1. 管理面をお任せ

メンテナンス費や修繕費は故障発生後の状況を確認しないと試算が難しいのですが、そもそもエアアズアサービスはメンテナンス費や修繕費が不要。毎月のサブスクリプション費用のなかで運用・保守、メンテナンスや修繕費用まで補うことができます。突発的な費用に備える必要がなく、管理面をすべて任せられるのがエアアズアサービスの大きなメリットでした。

2. サステナビリティに貢献できる

エアアズアサービスを導入すると、電力デマンドコントロール機能や空調使用実態の見える化などにより、運用改善コミッショニングが実施されるとのこと。CO2排出量の削減を要件に掲げる当社としては、CO2排出量の削減につながる電気料金の抑制に取り組めるのは願ってもないことです。しかも、コミットする目標を達成するための改善提案もいただけるということでしたので、エアアズアサービスに任せたいという気持ちが大きく高まりました。
2020年に入り、購買部門ではエアアズアサービスの導入に向けた交渉を進めました。そして購買部門で取集した情報をもとに最終的には総務部門で総合的に判断し、そこでエアアズアサービスの導入を決定しました。

アシックス商事 東京支店にエアアズアサービスを導入した経緯もお聞かせください。

グループ会社のアシックス商事 東京支店については、空調機の更新時期が重なったためです。空調機の更新にあたって製品やサービスを選定しているという話でしたので、我々からお声がけしてエアアズアサービスを紹介しました。同社の自社管理施設でしたので、新フロン法への対応をお任せできることもメリットとしてご案内しています。
アシックス商事 東京支店では、複数の候補からエアアズアサービスを選定したと伺っていますが、その選定に我々は一切関わっていません。アシックス商事神戸本社と東京支店による比較・検討で、エアアズアサービスが選定されました。

左から事総務統括部 総務部 西日本総務チーム 荒戸 美雅氏、人事総務統括部 総務部 資産管理チーム 土肥 保之氏、ダイキンエアテクノ 三輪 倍三

4. 最大電力のコントロールを目指す

エアアズアサービスの効果をお聞かせください。

運用して間もないため、定量的効果は算出していませんが、現状では以下のような効果を実感しています。

1. 室温の一元管理

以前はフロアの部屋ごとに温度を確認し、適切な温度を設定しなければなりませんでしたが、エアアズアサービスでは各部屋の温度をコントロール室で一元管理できるようになりました。コントロール室では各部屋の現在の室温はもちろん、空調機の温度設定も自由に変更できますから、温度管理が楽になりました。

2. 電力量のコントロール

実際には、将来的な最大電力のコントロールを目指してデータを蓄積している段階です。例えば、コロナ禍で全従業員が出社する状況ではなかったとはいえ、37度という酷暑が続いた夏季休暇のあとは空調機の電力をかなり使いました。これ自体、適切な室温と電力量の抑制のバランスをコントロールするための第一段階。エネルギーマネジメントに必要な運転データが蓄積されていけば、見える化されたデータを参照しながら、エアアズアサービスが提供する専門的な運用改善コンサルティングのアドバイスをもとに、PDCAを回して最大電力をコントロールできると考えています。

3. 安心のサポート体制

入れ替えたばかりの新しい空調機ですから、もちろん、大きなトラブルはありません。将来的に発生するだろう機器の不具合には不安を抱くところですが、エアアズアサービスは空調機の運転を24時間365日、ダイキンのコントロールセンターで常時モニタリングしているので安心です。何かあればいつでも対応してくれるサポート体制は頼もしい限り。故障の予兆(約70%可能)を把握し、予防的なメンテナンスが可能という点にも期待しています。

5. 実店舗への展開も検討

最後に今後の展開をお聞かせください。

総務部門を中心に、自社物件や実店舗における空調機の運用の見直しを進めています。とくにアシックス製品の直営店や当社が独自に開発したプログラムを使用する機能訓練特化型のデイサービス「Tryus」といった介護施設店舗は、新型コロナウイルスの影響もあって収益が厳しい状況にありますから、空調機など電力量が大きい設備のコストを抑制し、店舗運営の健全化を講じる必要があります。
今後、財務面での効果を検証しながら、さらなるエアアズアサービスの導入を検討していきたいと考えています。

株式会社アシックス様より

空調機は建物付属設備として非常に大きな割合を占めており、コスト削減に着手しなければならないところです。さまざまなメーカーにお声がけしましたが、なかなか話が前に進まない状況が続いていました。そんななかで積極的にご対応いただいたのがエアアズアサービスでした。今後の進捗を注視し、エアアズアサービスの効果が期待通り確認できれば、事業所はもちろん、実店舗にも展開していきたいと考えています。我々としては、エアアズアサービスで相乗効果が高まることを期待しています。

株式会社アシックス様 Webサイト ASICS.COM

ダイキンエアテクノ担当より

まずは取材を快くお受けいただき、ありがとうございます。当初はグローバル有名企業アシックス様からの新聞記事(PaaS)を見られてのお問い合わせで戸惑いましたが、打ち合わせを重ねるなかで、特に固定資産管理の煩雑さと、メンテナンス費の抑制が大きなお困りごとであると感じました。我々のオンリーワンサービスの設計提案により、快適な空調環境を一歩踏み込んでお約束する事で安心を感じていただいたと確信しています。今後は長期にわたるサービスの提供で、さらなる信頼を勝ち取りたく頑張って参ります。

(ダイキンエアテクノ 関西支店 神戸営業所 営業グループ 課長 三輪 倍三)2021年1月取材時

【サービス提供元】

エアアズアサービス株式会社

月額固定料金で快適な空調空間を提供する、ダイキンエアテクノと三井物産との合弁会社です。

空調設備の導入・更新・運用に関するお困りごとをワンストップで代行。手間と費用を軽減し、省エネで快適な空調空間を提供します。

日々の運転管理や定期的な清掃といったメンテナンス・フロン排出抑制法対応等を、ICTの利活用により効率化且つ高度化し、コストミニマムサービスとしてお客様に提供しながらも、予防保全(プリベンティブメンテナンス)によって止めない空調を実現し、安心・快適な室内環境づくりをお約束します。

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取材日:2021年1月

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