理系出身社員 座談会

~学生時代の学びと技術者としての道~

理系専攻出身といっても、専攻分野は十人十色。学生時代の学びは、入社後どのような形で活かせているのか。
理系出身社員である岸野、宮下、金子、松浦の4名が、それぞれのケースについて語りました。

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2009年入社
東京支店工事部

宮下 剛

施工管理を担当。作業中における安全管理・品質管理を目的とした現場巡回など、施工完了まで現場管理を中心に行っている。

2018年入社
東京支店工事部

松浦 峻也

施工管理を担当。先輩の宮下と同じグループに所属しており、現場管理や必要な書類作成等のサポートを行っている。

2004年入社
東京支店ファシリティ部

岸野 隆之

お客様の保守メンテナンスサービスを担当。営業所の所長として全体のマネジメントを行いながら、お客様への積極的なアフターサービスに取り組んでいる。

2015年入社
東京支店エンジニアリング部

金子 紗智

設備設計を担当。現場調査を行ったのち、機器選定から設計図や見積もりの作成、お客様への提案などを手がけている。

学生時代の学びは、仕事にどう活きている?学生時代の学びは、仕事にどう活きている?

金子:私はエンジニアリング部に所属していて、設備設計を担当しています。設備設計というと、社内で仕事をしているイメージを持たれるかもしれませんが、実際には現場へ行き、調査を経て機器選定から設計図・見積書の作成、お客さまへの提案まで行っています。学生時代は建築デザイン学科で、空間や意匠の研究、建物の構造計算など幅広く学んでいました。今の仕事にも関係する建築設備に関することも勉強していて、図面を描いたり、模型を作ったりしていました。
設備設計の仕事では、現場調査の前にあらかじめ建物の図面を確認してから臨むのですが、学生時代の経験から、図面を見て実際の現場をある程度イメージすることができました。事前に「こういう建物なんだろうな」と想像できると現場調査が捗ります。

宮下:私は工事部に所属していて、施工管理を担当しています。現場にいることが多いですが、社内で施工図を描いたり、協力業者や空調機、施工にかかわる部品などの手配もします。私も学生時代は、建築学科で建築設備を学んでおり、その中でも空調衛生設備を専攻し、省エネルギー関係の勉強をしていました。 学生時代に建築図や設備図も描いていたので、入社後お客様からお預かりする建物の図面はすんなり理解できました。また、学生時代に学んでいた設備の基礎知識も、現在携わっている空調の負荷計算や設計業務にしっかりと活かされていると思います。

岸野:私はファシリティ部に所属していて、空調機の保守メンテナンスを担当しています。いわゆるアフターサービスです。また、営業所の所長でもあるので、全体のマネジメントも行っています。学生時代は電気科で、電気に関する基礎知識や、電気回路などを学んでいました。 空調機の中には電気回路で構成されている部分がありますが、電気系統の故障が起きた際に、シーケンス図の回路解読の知識を活かしてすぐに対応することができ、学んだことが繋がっていると実感しました。

松浦:私は宮下さんと同じく工事部に所属していて、施工管理を担当しています。現場管理や施工計画書類作成を行っています。 学生時代は環境科学部で学んでいました。小型家電リサイクル法やフロン排出抑制法、再生可能エネルギーの普及要因や問題点をテーマに、統計分析や地域住民・行政に対して調査・研究を行ったのですが、その研究が現在も役に立っています。 フロン排出抑制法の改正にあたり、どのような空調機を設置すれば、簡易的な点検で済むかという提案をする機会があり、大学で学んだ知識を交えながらお客さまとお話することができました。

宮下:今の時代、環境は大きなテーマですね。施工中の現場でも空調設備の電気代を節約できませんか?というご相談は多いです。省エネをテーマに卒業研究に取り組んでいたので、その時に得た知識を活かし複数のアプローチを打ち合わせの場で提案しました。学生時代の学びと、会社で10年間積み重ねてきた空調に関する知識の両方が活かされた瞬間でした。

入社後の成長を支える仕組みと風土

金子:入社後に初めて学ぶことも多いですよね。学生時代は建物の図面を描いていましたが、現在メインで描いているのは「設備図」です。設備図は、建物の中に機械をどう配置するか、それに付随する配管や電気の配線をどうするか、といった建物の中身を描いていくものなので、学んだこと以外の知識が必要でした。

松浦:私は入社して日が浅く、まだまだ分からないことが多いので、若手社員をサポートしてくれる環境が整っている点は本当にありがたいことだと思っています。例えば、社内で様々な勉強会が自主的に開催されているのですが、各部署で若手から中堅社員が中心となって、空調や電気、計装といった様々なテーマごとに、各分野の専門知識を深められるのがいいですよね。

金子:エンジニアリング部でも、月に1~2回、勉強会を開催しています。この勉強会の面白いところは、5年目以降の社員が学ぶ側を卒業して、今度は講師側にまわるという点です。学んだ内容を後輩に教えることで、さらに知識を深められる場になっていますね。

岸野:ほかにも、社外からメーカーの方を招いて、普段なかなか触れる機会がない機器の説明や、その設計のノウハウを学ぶセミナーも開催しています。

松浦:勉強会やセミナー以外にも、資格取得制度が整っていると思います。

金子:資格の種類にもよりますが、業務で必要と認められる資格を取得した場合に、会社から受講費や講習費用の手当てが支給されるのはありがたいです。社員の成長のために会社がサポートしてくれている姿勢を感じます。

岸野:保守メンテナンスにおいて必要な資格は「電気工事士」で、電気工事に携わる場合に必ず取得しなければならない資格です。配線図の解読や工事の実技部分も含まれる試験なので、合格できるよう練習施設も完備しています。

松浦:自分が学びたいと思えば、学ぶことができる環境に感謝しています。

技術者として目指す未来

金子:私自身、ようやく技術者としての基本ができてきたところだと思っています。「空気のように当たり前に、確かな仕事を。」を実践するためにも、追求心・探究心を忘れずに、お客様の期待以上の価値がある提案を積極的に行って、成長し続けていきたいです。

松浦:まだまだ経験しなければいけないことは多いですが、テーマパークのような一風変わった現場を担当できたらと思います。内装が重視される仕様の中で、いかに効率よく空調機や配管・ダクトを配置するか。また、自分で配置や素材を選ぶといった、自分の技量を試すような仕事にも挑戦してみたいです。

宮下:空調設備のプロとして、特殊空調や大型物件の施工管理を経験して、技術力をさらに向上させていきたいですね。やはり、お客さまから喜んでもらえて、信頼をいただけてこその技術者なので。また、後輩を指導する立場でもあるので、若手が自分との仕事でより成長できるような関係づくりも意識していきたいです。

岸野:私は所長として、営業所内でサービス、施工管理、営業、設備設計を一気通貫で行う仕事に挑戦したいですね。そのためにも、他部署との連携強化のためにできることや、サービスマン育成のために講師としての経験を積んでいきたいです。チーム全体の技術力のレベルアップが私の大きな役目です。