夏の倉庫内の温度が40度近くに達していた— 馬淵建設では、ダイキンエアテクノに何を依頼しましたか。
当社ではダイキンエアテクノに、子会社の馬淵物流が保有する敷地面積550坪の営業倉庫の屋根への、遮熱塗装を依頼しました。 平成21年春に完成したこの3階建て倉庫は、屋根が鋼鉄製折板で出来ています。このため真夏の晴天時には、屋根が日光で60度近くまで熱せられ、最上階の気温が38度〜39度にもなっており、対策を考えていました。 また、天井近くに積まれた貨物に屋根の熱が伝わり、50度近くまで熱せられることもありました。このため熱に弱い貨物は、この倉庫の最上階に保管できませんでした。 — 夏場における倉庫内温度上昇の問題を解決するため、どのような方法を検討しましたか。
この倉庫は常温倉庫ですので、庫内の温度を外の気温より低くする必要はありません。真夏の晴天時でも庫内の温度を外の気温程度に維持できれば、それで十分でした。コストと環境負荷をできるだけ抑えながら、この目的を達成できる方法を探しました。 検討したのは、 (1)空調は、コスト面で問題がありました。これだけ大きな倉庫に空調を入れるには、受変電設備から作り直す必要がありました。 (2)局所クーラーは水蒸気を発散するので、湿気に弱い貨物を傷める恐れがありました。 (3)ルーフファンも、空調ほどではありませんが、やはり大きな初期投資が必要です。消費電力も意外に小さくありません。また、この倉庫は海が近いため、塩害によって、ルーフファンの修理費や交換費がかさむことが予想されました。 (4)遮熱塗装は、以前別の現場で、ダイキンとは別のメーカーの塗料を試したことがありました。その遮熱塗料は耐用年数が短く、頻繁な塗り替えが必要でした。このため、やはりランニングコストに問題がありました。 このようにどの方法にも問題点があり、導入を躊躇していた時、ダイキンエアテクノが施工するゼッフル遮熱塗装の存在を知りました。ゼッフル遮熱塗装は耐用年数が15年〜20年と長く、導入コストの面でもランニングコストの面でも、魅力を感じました。 また、夏場の庫内温度の抑制と、屋根の塗装寿命の延長を、同時に達成できる点も魅力でした。 そこでダイキンエアテクノに、ゼッフル遮熱塗装の説明と見積を依頼しました。念のため、ダイキンエアテクノの他2社にも、遮熱塗装の見積を依頼しました。 ゼッフル遮熱塗装を選んだ理由— 見積を取った3社の中から、どのような基準で遮熱塗装の発注先を選定しましたか。
選定基準は大きく2つありました。1つは、遮熱塗装の費用対効果が最も高いことです。もう1つは、施工時の事故リスクが最も少ないことです。特に、次の4つのポイントに着目しました。 着目ポイント1:遮熱塗装の耐用年数 遮熱塗装の耐用年数は、ランニングコストに直接影響します。他社の遮熱塗装の耐用年数は、ダイキンエアテクノのゼッフルの半分以下でした。 着目ポイント2:施工実績データの信頼性 遮熱塗装によってどの程度の効果が得られるかは、過去の施工実績データから推測するしかありません。他社からは簡単なカタログ程度のデータしか提出されなかったのに対し、ダイキンエアテクノからは、過去の実績データが豊富に提出されました。ダイキンエアテクノから提出されたデータは、遮熱塗装の効果を十分確信させるものでした。 着目ポイント3:見積の明朗性 我々は建設会社ですから、塗装工事の見積の中身は、記載されていない部分まで含めて、すべて把握できます。見積内容に対する我々からの厳しい追求に対し、ダイキンエアテクノの営業担当者からは、逐一納得の行く回答がありました。
また、折板屋根の塗装面積を、他社は図面から概算していたのに対し、ダイキンエアテクノは、担当者が実際に屋根に登って測定していました。ダイキンエアテクノの担当者が実測した塗装面積は、既に別の会社が概算していた塗装面積より、小さいものでした。このような点にも、ダイキンエアテクノの企業としての誠実さを感じました。 着目ポイント4:施工計画の周到さ この倉庫は高さが約15mあり、海からは強い風が吹きます。このため通常の現場以上に、施工中の作業員の転落防止に万全を期す必要があります。ダイキンエアテクノは、この倉庫特有の作業条件を踏まえ、周到な事故防止計画を立てていました。 以上の4点から、ダイキンエアテクノの提案が最も優れていると判断し、平成22年7月、ゼッフル遮熱塗装の採用を決定しました。 施工時の近隣対策も丁寧だった— 施工はどのようなスケジュールで進みましたか。 施工は次のようなスケジュールで進みました。
— 施工中、印象に残っていることがあれば教えてください。 塗料等の飛散対策が、非常に丁寧だったことが印象に残っています。この倉庫は海から強い風が吹く上に、近隣には自動車整備工場もあります。屋根上を洗浄および塗装する際、塗料などが飛べば、自動車等に付着して近隣にご迷惑をかける恐れがありました。ダイキンエアテクノは、近隣各社への挨拶、自動車等へのカバー掛けなどを、施工前に丁寧に実施してくれました。おかげで、近隣の皆様から塗装工事に関するクレームをいただくことは、一切ありませんでした。 効果は期待通りだった— ゼッフル遮熱塗装の効果は、期待通りでしたか。 はい。ゼッフル遮熱塗装施工前の10日間と施工後の10日間に、(1)屋根の表面、(2)屋根裏下2.0mの位置、および(3)床上1.5mの位置の3箇所で温度を測定し、外気温と比較しました。 まず屋根の表面温度は、下のグラフのようになりました。施工前は、屋根の表面温度が、外気温を17度〜25度も上回っていました。屋根の表面温度自体も、60度近くまで上がっていました。施工後は、屋根の表面温度と外気温の温度差が、ほとんどなくなりました。
施工直後の晴れた日に、作業完了を確認するため倉庫の屋根に登ったところ、サングラスなしでは足元を直視できないほど、屋根が日光を反射していました。実際に日光が反射される様子を見て、遮熱塗装で倉庫内の温度上昇が抑えられるのも当然だと、改めて納得しました。 今後の抱負とダイキンエアテクノへの期待— ゼッフル遮熱塗装への今後の期待をお聞かせください。
ゼッフル遮熱塗装の効果は、今回我々自身の施設への施工で実感できました。今後は馬淵建設としても、有効な省エネ手法の一つとして、お客様に提案していきたいと思います。また馬淵物流としても、夏の倉庫内の温度上昇を抑える方法として、倉庫業界の各社に推薦していくつもりです。 — 今後の抱負とダイキンエアテクノへの期待をお聞かせください。 馬淵建設および馬淵物流では、今後も事業活動における省エネルギー・環境保護の推進に取り組んで参ります。ダイキンエアテクノにおかれましても、省エネルギー・環境保護に貢献する提案・施工を進めていかれるよう期待します。
※ 取材日:2011年4月 ※ 馬淵建設のWebサイト ※ 馬淵物流のWebサイト |
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